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2017年9月17日 (日)

本物の偽物のライカ

本物の偽物のライカImg_4469
ライカカメラの高い価格であった大昔の時代にはソ連製のFedをベースにして偽物のライカを作ってそれでお客を騙して一儲けした連中がいたらしい。

ところが時代が変わってしまうと本物のライカカメラは安くなってしまって実用にするには非常にありがたい時代になった。それで当時はフェイクとかコピーとか言われていたソ連製のFedの方が初期モデルになるとびっくりするような高い市場価格なのである。

この本物の偽ライカは数年前にオークションで手に入れたものだ。詳しく観察してみるとこれはソ連製のフェドカメラのごく初期のモデルなのである。

つまり1932年にエルンストライツ社のライカD2出した頃にソ連は国家的任務でそれのコピーカメラを作ったのである。だから細かいとこはすべてライカカメラと同じだ。
一例を挙げると底蓋の固定する金具の太さである。初期のライカモデルはそのピンが細いのだがこのコピーライカもその通りである。

トップのカバーはライカの刻印のものに変えられているがベースはFedである。だから誠に残念なのはこのカメラのベースはフェドカメラのコレクターが探しているごく初期のフェドなのである。ラウンドトップと言われるやつだ。
皮肉なものだがこれは偽物ライカカメラに改造されないほうがよかったのだ。

オークションで手に入れた時この店ライカの売り手さんは次のような意味のことを言っていた。

このライカは本物ではないが将来ライカを使う君たちの良い練習台になると思う。
と言うのである。これには感心した。何か文部省の指導要領のような感じである。

教育的見地から偽物のライカカメラをを論じているのである。

私などはライカカメラの興味が進みすぎてしまってフェイクライカを使う方が本物のライカを使うよりもそこにライカ的なエッセンスを感じるようになってしまった。これはこれで問題なのかもしれない。

それで9月の半ばと言う天気の良い日のお昼過ぎに麻布十番の外人マーケットに買い物に行く時、駅を1つ前で降りて古河の周囲をこの偽物ライカで撮影した。

なかなか充実した偽物ライカの時間が流れていたわけである。

このカメラの魅力は私が持っている何十台かのライカもしくはフェイクライカの中で1番ファインダーの見え方がクリアなのである。逆ガリレオ式の標準のフレームを覗くと目が覚めるようなハイコントラストなのだ。

僕のカメラ達 と言う1,000ページの分厚い本の巻末で坂崎幸之助さんとカメラ談義をやったことを思い出した。坂崎さんはライカは外見は汚なくても良いがファインダーはきれいに見えないとダメだと言うのである。
私はあーそんなものなのかなとうかつに聞き逃していたがこれが坂崎さんの言う Finder の真実と言うやつなのかな。

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