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チョートクカメラ塾ブログ

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2017年6月 3日 (土)

🇻🇳リンク切れなのでこっちに全文掲載

🇻🇳チョートクカメラ塾 6/3

リンク切れの問題が改善されませんのでこちらで本日のブログを全部公開いたします。

「地下足袋とライカの共通点」

地下足袋が使われないようになったのはいつ頃からでしょうかね。おそらくこの50年ぐらいではないかと思います。日本中を車の広告の仕事で移動して言った時に労働者の人が必要ないわゆる地下足袋の広告をカントリイで見かけました。

それはほうろう引きの看板で 地下足袋がイラストでデザインされていて、そのコピーが「強い・はきよい、かっこいい」というのに出会ったのです。それで私もこのホーロー看板の影響を受けてその村の万屋さんで地下足袋を一足買いました。

子供の頃のお祭りで子供神輿を担ぐ時に地下足袋をはいたの地面と直接触れ合う感覚が忘れられません。
いいなあ、、、と思いました。

でもその当時私は広告写真家ですからロケ先で地下足袋を履いて歩く勇気はありませんでした。後年放浪の俳句を作る人、種田山頭火の履物がわらじではなく地下足袋であったのに感銘を受けました。いっぽうで私の好きな正岡子規は旅はちゃんとわらじを履いてミノ傘をつけていたのです。

カメラの広告で地下足袋のようにかっこいい、などと言うのは絶対クライアントが認めないとんでもない広告ですが地下足袋はその使用目的つまり目的に合致しているので、デザインが美しいと思います。
この間の浅草の三社祭でもそのことを強く感じました。

カメラも全く同じでそのデザインがカメラの機能を生かしために作られた合目的な明快なデザインであるのが好きです。例えばドイツ製のライカと言うカメラを私は20歳の時に使い始めて以来半世紀愛用をしてきました。世界中で膨大な写真を撮影しました。

ライカのデザインは映画撮影機に扱う35ミリの幅のフイルムをいわばちょっと分けてもらってムービーカメラではなくてスチルカメラとして使うわけです。

1.6メーター位の長さのフイルムを丸めてマガジンに入れますから、必然的にそれをぴったり収めるのはカメラ本体の両側が丸くなってくるわけです。これはデザインの合理性と言うことでしょう。

ですから人間の両手に人に入りやすいと言う基本的なデザインでそれが我々の工業デザインの評価にもあっています。しばらく前に有名なデザイン雑誌でカメラのデザイン論の連載記事を書いたことがありますが、その編集長はライカが好きで私担当の見開きページのバックにはライカのイラストを何年間も使いました。

そのデザインをやっている会社は六本木にあって編集長はその会社の社長さんと同じ苗字なのです。編集長の話では別に親戚ではないのだと言う説明でしたが、その会社の社長さんの先代は日本の有名なタイヤメーカーと同じ名字でその方は創業者のご子息なのだと聞きました。

その社長さんが大事にしていた父上の形見のカメラがライカなのです。戦後昭和20年代に海外に行くのは大変な事でしたがその会社の先代は1台のクラシックのライカを携えてそこに誕生した国産の50ミリのf 1.4と言う明るいレンズをつけてヨーロッパを長期間旅行されました。

その時の傑作はアサヒカメラと言う雑誌の表紙になっています。私も国会図書館でその時代のカメラ雑誌を見ていた時にこれはいい作品だなと感心した事でしたが、私のデザイン雑誌の最初の打ち合わせの時にその会社の社長さんから父上のライカを見せていただいたのです。

実は社長さんも大のライカファンでカメラ談義に花が咲いたことでした。そして我々の共通した認識事項と言うのはライカはかっこいいと言う一言に集約されます。
つまり冒頭に私が指摘した地下足袋のメーカーの広告と同じようにかっこいいと言う意味なのです。ですから最もトレンドなカメラマンに変身したいのならば、これは夏でしたら浴衣を尻はしょりりして地下足袋を履いて、手には1,932年頃の昔のライカを持てば決まります。

そこにカンカン帽も必要になります。そうなるとこのスタイルはもはや世界的な学者南方熊楠の植物を探査に行くときのスタイルと全く同じですね。熊楠がライカのユーザーであったかどうかは知りません。
このスタイルかはおしゃれな撮影スタイルだと思います。

昭和の最初の時代を記録した偉大な写真家はたくさんいますがその中で撮影に和服を着ていたのは桑原甲子雄ささんでしょう。桑原さんは和服の着流しで別に巾着袋も持たずに当時のつまり昭和10年代のライカを懐に忍ばせて東京の名所旧跡人と街を撮影したのでした。こういうのはイキですね。

現在のデジタルカメラが素晴らしいのはその高性能にあるのですが、どうもデザインにしびれると言うところが希薄なのは残念なことです。
これは今の車に関してもそうですしワイドボディの飛行機についても同じことです。つまり性能とか力学を重視するとどうしてもメーカーが異なってもデザインは似たり寄ったりになってしまうのです。

そのデジタルカメラなどのカメラメーカーのものであるのかを黒いボディーに印刷されたシルクスクリーンの文字を見て初めて判断できると言うのはちょっと残念だと思いませんか。

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