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2017年5月25日 (木)

ギャラリーバウハウスの写真のある生活

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ギャラリーバウハウスで写真のある生活とタイトルされた写真展が今日から7月29日まで開催される。
バウハウスのレアなコレクションのほかに現存作家のプリントは即売で展示される。
入場料は徴収されるがコンビニでガリガリ君を買って食べるよりもはるかにあなたの頭脳はクールになるはずである。

展示写真家の中に私がザルツブルグのワークショップで写真を教えた吉村 朗が含まれているのが嬉しい。吉村は1980年にザルツブルグで最初に会った時は変な奴と言う印象だった。ザルツブルグ中央駅で迎えに行ったら初対面の私に英語で挨拶をしてきた。その後吉村はどんどん頭角を現して今の私の中の写真番付ではロバートフランクと同じクラスと認識しているのだ。

物故作家の中で私が思い出が深いのはジャックラルティーグである。
1985年であったと思うがカメラ雑誌の取材でパリのラルティングに会いに行った。奥さんが出てきてジャックは今散歩に行っているからと言われた。エントランスで待っていたらふかふかの白いセーターのジャックが戻ってきた。元気な彼は当時すでに80は超えていたであろう。

だから私の記憶は1985年の晩秋か初冬であったことになる。ライカについて話題が沸騰したのは私が取材ように持参したのが戦前のD2であったからだ。ジャックの写真を始めた時にライカは既にこの世に存在したであろうがそれは当時最新型のD2であったのだ。
その時使っていたレンズは今と同じジュピターの木星玉なのである。つまり私の機材が半世紀全く変わっていないと言うことになる。

撮影はすぐ終わって、彼の写真芸術の話をちょっとだけ聞いてそれから雑談になった。
実はこの雑談の小一時間が私にとって非常に貴重な体験となったのである。

ジャックは自分のアルバムを取り出してきて自分の幼少の写真を見せてくれた。そして私がその場で撮影したポラロイドSX 70のプリントをその写真の脇に置いて彼の右手の人差し指と中指でその2つの写真を指し示してくれたのだ。
こういうのは言葉などは必要ないから私はその場ですかさずポラロイドで写真を撮った。あと彼の居室に並んでいるクラシックな品物をたくさん撮らせてもらった。

1,982 ー3年頃であったか、某ギャラリーの企画展で神田神保町の質屋の蔵の中でグループ展をやった。それはもともと蔵であったのだが後に活版屋さんが活字を収蔵するところになったのだそうである。私は大きな額縁にラルティーグとの対談を10点位のポラロイドの作品で構成して展示した。
当時思い切って100,000円の値段をつけたのだが作品が売れなかった。私はだらしがないのでその作品をピックアップしに行くことがなかったので今はどっかに行ってしまって行方不明である。

カメラトークの後半でラルティングは私に彼が愛用のライカM2を見せてくれた。それは二台のクローム仕上げのボディーだった。一眼レフはペンタックスを使っていると言う話だった。

私はいろいろいいチャンスがあって世界的な写真家と会話を交わしたことが多くある。しかしこの時は雑誌の取材であったから写真芸術についておざなりの質問をしたけれども、それは本来立派な写真評論家のやることであろう。
本物の大写真家は皆さんシャイだから自分の写真芸術については語ることがない。
しかし彼らは好きなカメラの話になると止まることがなくなるのだ。

その意味でカメラのある暮らしも写真のある暮らしもどちらも同じ位大切なのである。


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