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2017年5月31日 (水)

❤️おかげさまで70歳🎌えうろぺパノラマ パリ1975

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昨年石原悦郎さんが亡くなった時にツアイトフォトサロンから私が撮影した200点以上のパノラマ写真のヴィンテージプリントの返還を受けた。
そのプリントの存在についてはつかり忘れていたのである。

1975年ごろから数年間かけてヨーロッパを旅行中にソ連製のパノラマカメラホリゾントで撮影したシリーズである。1981年にツアイトフォトサロンで開催された私の個展「エウロペ
」は石原さんのネーミングによるものだ。そこにパノラマシリーズも出品した。

7月29日までギャラリーバウハウスで開催中のコレクション展でもそのごく一部、4点が展示されている。
1985・パリでインタビューでお目にかかったジャックラルテイグのすぐ側に展示されているのが非常に嬉しい。

パノラマカメラで撮影した映像と言うのは写真家が通常我々の周囲を取り巻く現実をシンボリックに抽象化しようとする方向と全く逆である。
それはパノラマ写真の場合、写真家の存在を極めて形而上学的に表現するのである。
つまり写真家の立ち位置から何を切り取って作品化するかというのではなく写真家が立っている位置そのものがメッセージになるのだ。
後はカメラが勝手に広い角度をうつしてしまうのである。そこが面白い。

プラハの巨匠写真家ヨセフスデクは実に素敵な作品で有名だが彼は戦後ある時期にパノラマカメラの秘密と魅力に取りつかれて膨大な数のプラハのパノラマ写真を撮影した。
その写真集は20,000部も印刷されたのに今はレアな本になっている。そのため20年ほど前にオリジナルの原稿が偶然発見されたために復刻版を作った。
各国語のテキストが出版されたのがイタリア語が1番人気がなかったようで私はプラハでかろうじてそのイタリア語版を手に入れた。皮肉なのは1957年に出されたオリジナルの写真集よりも復刻版の方が印刷の質が高いのである。

このパリの作品は何かの用事で撮影に行った時に同時に携えて行ったホリゾントパノラマカメラで撮影したものだ
パノラマカメラは難しいものであって、例えば中古カメラ市で安かったなどと言ってカメラスズメすずめが入手しても、ものにはならない。
ちょっと実写してみて広い角度が映ると納得してそのままジャンク箱に突っ込んでしまうのである。

要するにパノラマ写真をものにするには最低限度ヨセフスデククラスの写真への認識が必要なのだ。その厳しいレベルで言うならば私なども最初から失格と言う訳なのである。

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