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2017年4月14日 (金)

ホテルの看板を鑑賞する

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プチホテル通りという名前はここの地名。
芸術家とか偉い人の名前をかぶせた通りの名前が多いパリのアベニューや小路でこれはちょっと個性的だと思う。

パリの北駅からすぐ南に下ったところにある細い道なのであるが、もともとは小さなホテルがたくさんあったのであろう。
ところが実際に調べてみたらこのあまり長くない小路に営業している旅館は2件しかなくて、そのうちの小さいほうに今回泊まったのである。

小さなホテル通りにある本当に小さなホテルであって、部屋数は30に満たない。私はヨーロッパのホテルに宿泊する時はなるべく部屋数の少ないホテルを使うことにしている。理由は不明だが要するにアメリカンスタイルのホテルの逆を行っているのが良いと言うことになる。ホテルの部屋が10以下と言うのが理想だが今時そういうのはなかなかない。1つ星が理想だがそれもなかなか不可能である。

三ツ星には泊まりたくない。四つ星はホテルによっては荷物を自分で運ばなければならないからやはりいやだ。
五つ星のホテルは取材で行って体験がオーバーフローしているのでもう御免である。そうなると2つ星のホテルが私の理想と言うことになる。

それでこのホテルの部屋は16平米しかないが、天井が高く大理石の暖炉あり。その窓から見えるホテルの看板が楽しみである。電気代の節約のためにホテルの名前の大きな電飾看板はいつも消えている。
これもありがたい。部屋の選び方がまずかったりするとホテルの看板の明かりが煌々と室内に入ってきて寝られないことなどがある。

一昨年のカサブランカのホテルも小さなホテルで良かったが、建物に作り付けのガス灯が夜になると室内を照らすのでカーテンを閉めなければならない。
ところがカーテンを閉めると普通の暗室になってまた面白くないと言うツーリストの身勝手と言うやつだ。

写真家リー フリードランタンがごく初期に自費出版したセルフポートレートと言う小さな写真集が好きだ。それはリーがアメリカじゅう旅行したときの記録なのであるが、特に好きなのは裸電球が一個、バスルームにぶら下がっているような小さな小さなホテルのセルフポートレートである。そこにまだ若いリーがライカを持って、おぼつかない様子で映り込んでいるのだ。

ホテルの看板をましたに眺めて視線を移すと向かいは学校である。
ホテルを出て左手つまり北駅のほうに行くと最初に交差するのがマゼンタ通りであってその角に私が40年代通っている大きな市場がある。
その市場の鉄骨構造と言うのは紛れもなくワルターベンヤミンがパサージュ論で語っているところの巨大な鉄の構築物なのだ。

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