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2017年2月 5日 (日)

にせもんがほんもんをこえる シシリーのホタテ

Img_1679
本物と偽物の戦いは比較文化論になっていくから色々と掘り下げてみたいものだ。

日本の今のカメラの大ブームでももともとはドイツのカメラのコピーから始まっている。
最近の若い方はそういうことをご存じないから昔から日本がカメラが世界一であると言うようなふうに考えている人もいる。

佃島小学校の下校時にたまたま買い物に行くので子供たちの列に取り巻かれてしまったら、彼らが言葉遊びをしている。その言葉遊びに曰く

「正義が勝つとは限らない」

と言うのである。
これはなかなかこの世界の真実をとらえている。

魚肉のすり身製品と言うのは今では完全に市民権を得ている。しかし1982年にニューヨークにいた頃にはエンパイアステートビルのすぐそばのランニング寿司でニューヨーカーが食べているのはカニカマなのであるが彼らの表情を見るとどうもそれが本物のカニの肉と思っているようであった。
こういうのが1種の信仰心であって現代には大切なのである。

ニューヨーカーが我々極東の人間より味覚の件で優れていると思うのは、そのカニカマの寿司を食べながらお砂糖をどっぷり入れたお茶を飲んでいることであった。

最近のパリの寿司ブームにしてもそうだが日本の難しいしきたりとかそういうのは極めてローカルなものであって、彼らが食べる寿司の方式が実は正統派なのかもしれない。

佃小学校の子供たちが言葉遊びで言っていたように、正義が勝つとは限らないのである。

私の場合この正義が勝つとは限らないという食べ物の一例を挙げるのならば、全盛期にイタリーのシシリー島2週間ほど旅行したときのことである。
これはイタリア政府観光局のプレスツアーであるのだがシシリー島のその場所が既に特定できないレストランに出かけた。そこでの帆立貝のグリエの味と言うのは生涯忘れないのだが、ホタテ貝をさっと炙り焼きにした何とか言う 1皿であってそれが記憶に強く残っている。

しかし自分の味覚の記憶が非常にいい加減であるなと言うことを今回再度認識したのは、近くのコンビニで買ってきた練り製品の貝柱に上質のオリーブオイルをかけて食すと、そのシシリー島の最高級のホタテのグリルと同じ味がすることだった。

いくら我々がストレートフォトグラフィーだなどとほざいてもなかなか世間様がそれを認識してくれないのとこれは同じことだ。

ホタテの貝柱に関しては築地の場内で買ったりとか、いろいろ試しているがコンビニで売っている偽ホタテが気に入ったのはいつ買っても味が同一であると言う点だ。

これはなかなか捨てがたい信頼感である。


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