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2017年1月26日 (木)

高円寺乱れ桜

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吉田拓郎の歌でその歌詞の中に、君はどこに住んでいるのですか?高円寺じゃないよねーーというのがあってそれが記憶の深いところにこびりついていた。 環七を縦軸にすると中央線が横軸でその第1次元の空間にはよく行っていた。そこには私が主筆をしていたカメラジャーナルの編集部があったからである。 しかし中央線の南の方には行ったことがなかった。 別に中央線の呪いを気にしているわけではないが、単にチャンスがなかっただけなのだ。高円寺と言う名前のお寺があることも数年前に知ったのでかなりびっくりした。 しかし私はそれをよりびっくりしたのは高円寺のお寺の山門からやや環七に向かった通りの左側にあったこの廃屋である。 本格的な日本建築であって、その表札の名残を見ると踊りのお師匠さんか何かが住んでいたようである。 その建築物が無残に風化して建物の窓枠などは平行四辺形に歪んでいるので何かチェコのプラハから輸出されたキュビズム建築のように見えた。 その建物の真ん中にというか前に、巨大な1本桜が満開だった。 私は桜並木よりも一本桜を信仰するものである。 折しも桜が満開であってあまりにもその印象が凄まじいので、まともにそれを直視することができなかった。 もうすでにないが、隅田川のうちの反対側、中央区新川に隅田川に隅田川鉤型桜というのがあった。これは私が勝手に命名したものであるが、私の写真集、東京散歩カメラなどにも掲載されている。桜の幹がクランク状態になっていた。 その隅田川鉤型桜も無残に切り倒されて、今マンションになっているから、その切り株の上に寝ている人は桜の精霊の夢を見ている事は確かである。 その隅田川鉤型桜になぞらえて、私はこれを高円寺乱れ桜と命名した。かなり俗っぽい名前であるが、もともと桜は大衆芸能だからそういうのがいいのだ。 日本家屋の廃屋を背景とした満開の桜と言うのはあまりにも残酷なので私はそれに目を背けてそれから1ヶ月後にもう一回花が散った後の桜を見に行った。それがこのショットである。 これが2013年の春のことだ。だからこの建物もこの桜ももうこの地上には存在しない可能性が非常に高い。しかしその変化を見るのが怖くて私はそれ以来この地域つまり高円寺に足を踏み入れてはいない。

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