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2016年11月24日 (木)

回路のイコフレックス

Img_0800

回路は2週間ほどいただけで毎日公共交通機関を使わずに歩きまわった。
ギザのピラミッドに行く時は電車を使ったがそれ以外市内は全部歩きである。それもナイルのヒルトンから街の東の果てにある死者の街まで連日往復したのだから、歩けない距離では無いにしろけっこうな歩行距離であった。

これが2009年の9月の話なのである。
ツアイスのイコフレックスは1939年にできたカメラでそのデザイナーはツアイスの有名なスーパースターであった。

エジプトと言えば1942年に砂漠の狐ロンメル将軍のエルアラメインの戦いがあったから、このカメラはその4年前にできたということだ。もう完全に歴史の1部になっている。
だから私はエルアラメインのドイツの報道班員の気持ちでイコフレックスを持っていった。

当時のナチスの報道班員はヒトラー総統を撮影するときにはアグファカラーは使ったかもしれないが通常の戦争の記録なら無論モノクロームであろう。
それを時代がずっと降ったので私は天然色写真で撮ることができた。これは大変なテクノロジーの進化である。

撮影したフィルムはたった30本ぐらいだったらそれなりにちゃんと映っていた。

このイコフレックスにまつわる不思議な話がある。その前の月つまり2009年の8月に私は郷里の千葉県の銚子に行った。
いろいろなところに書きちらしたが私の家は老舗の醤油製造業者の末裔なのである。
瀟酒なぺンションに宿泊したら、そこのオーナーが私の名前を見て田中と言うので直感的にその醤油製造業の末裔であるということを見抜いた。
びっくりした。どのような形で出奔したのかは父親にも聞いてないしバックグラウンドはわからないがまず考えられるのはネガティブなそれであろう。
その翌日にくだんのオーナー、その人は郷土史家でもあるのでその醤油製造業の大元の工場の跡地を案内してもらった。

銚子の駅のそば最初の観音と言う駅の手前にその歴史的な場所はあった。建物の裏側の狭い廃墟である。竜の形をした水道の取水口があったりした。

その奥まで歩いて行こうとしたら同行の郷土史家は自分は霊魂を感じる才能があるのだが、その勢いがあまりにも強すぎるので、ここから先は怖くて自分では入ることができないと言った。

私は鈍感だからそのまま入って奥の廃墟の1番先まで行った。そこで持参のイコフレックスを構えて撮影しようと思ったらシャッターが切れないのである。
このカメラはその時、10年来使っていて調子が良いので非常に不思議だ。何かの霊が私のカメラを止めたとは思いたくないが常識では考えられないことなのだ。

そこを出て郷土史家と別れて私はぶらぶら観音様の参道のほうに行ってその五重塔の手前で水を飲んで一休みした。さっきのイコブレックスのトラブルは何であったのかと思ってカメラを操作してみると不思議なことにちゃんと動くのである。

今昔物語等で言えばこれは観音菩薩のご加護ということになるのであろう。そういう極東の神秘のパワーに触れたイコフレックスでカイロの街をとり歩いたのであった。

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