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2016年10月30日 (日)

ギャラリーバウハウスのプラハを旅する1

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今回のギャラリーバウハウスでのプラハの写真展は2つのセクションに分かれている。1f
が1985年のプラハでそれは写真家ヨセフsudekのアトリエを撮影したものだ。

地下1階の展示室は2016年の1月つまり今年の雪のプラハで撮影したものだ。来場者の意見で面白いのは31年前のモダンなカメラで撮ったシリーズが現代の写真のようであって,地下の展示、戦前のコンタックスで撮ったのは第3帝国時代のナチスの宣伝写真のように見えると言う意見がある。

まさにその通りであってレンズと言うのはその時代の光を写す忠実な鏡なのである。その地下の1番最初に展示されているのがこの作品だ。
宇部山口にお住まいのコレクターさんが日帰りで飛行機で東京に来て買ってくださった。誠にありがたい次第である。

とは言えこれは私が考えて制作した作品ではなくて私の壊れたソ連のコンタックスであるキエフカメラが勝手に撮影したものである。

他の所でも書いたが持参した二台のカメラが具合が悪くなって3台目のカメラをプラハの中古カメラ店で手に入れた。それを調子よく使っていたら数日後に36枚撮りのフィルムで70枚以上とれるようになってしまった。ぴんときたのはこれは巻き上げの具合が悪いということである。

私は今までに何度か多重露光の作品を写真集に掲載している。その代表的なものはチョートク@ワークと言う作品集の巻頭に乗せたエンパイアステートビルディングを二重露光をしたものだ。
これはそのタイトルが「エドワードスタイケンに捧げる」とあるように最初から意図的に二重露光で撮影したものである。しかしそうではなくて間違って多重録音にしてしまったショットもある。
その代表的なものは数年前に新潮社から出版した「屋根裏プラハ」と言うエッセイの表紙である。

プラハの街並みが二重露光になっているのだ。要するに私がポカをやってフイルム巻き上げを1回忘れてしまっただけの事なんだが、それがデザイナーの目に留まって表紙と言う栄冠を得ることができた。

今回もそれと同じ原理であって、自分の意思で撮影したものでは無い。しかし全体の写真展の構成をお任せした小瀧館長が最初にこの作品を展示したと言うのはさすがであると思う。
展示の途中にこれはアレクサンダーロドチエンコみたいだねなどと冗談を言っていた。

ところがロドチエンコは天才写真家であるから事前にフォトモンタージュのデッサンを作ってその制作意図に合うように厳密に映像を貼り込んでいるのである。つまり意識の内でのフォトモンタージュだ。

私の方はそうではなくて巻き上げの具合の悪いカメラが勝手にやったことなのである。
そこが違いですね。
意識の先、無意識の領域に壊れたキエフが踏み込んでいるわけだ。
そこが面白い。

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  • リニューアルのごあいさつ 本日より「冠スポンサー」にPHOTOMENTARYさんをお迎えして「PHOTOMENTARYチョートクカメラ日記」がスタートします。 オリンパスさんには長年のサポートまことに有り難うございました。 今後ともご愛読のほどよろしくお願いします。 2014年10月16日@@@田中長徳 ^^^^^^^^^^^^ チョートクカメラ日記は最初は2001年5月、月刊「カメラジャーナル」上の月一度の「紙の上の日記」としてスタートしました。 2003年7月から「MJチョートクカメラ日記」として本格的に始動し、総計650万ページビューを超えるオンラインカメラ日記に育ちました。 これも皆様のご支援のおかげです。 本日「冠スポンサー」が、初代メデイアジョイさん、二代目駒村商会さんに続き、オリンパスさんにバトンタッチして、新規のスタートをきりました。 デジタルカメラの未来と、銀塩カメラの未来を縦横に語って行く 「PEN PENチョートクカメラ日記」を 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 2009年12月17日 @@@田中長徳  
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