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チョートクカメラ塾ブログ

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2016年9月14日 (水)

ギャラリーバウハウスで水島さんのプラハ展を見る

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神田明神の脇のギャラリーバウハウスが今年は特別にプラハ年と言うことでプラハをテーマにした写真展を五回連続で開催している。9月13日からその第3弾として水島さんのプラハのモノクロ展示が始まった。
その次の第4弾が私のプラハの写真展なのである。それで初日に早速拝見に行った。水島さんはご主人のお仕事の関係で12年ほどプラハに滞在していらした。そのうちの10年ぐらいかけてこのモノクロームのプラハのシリーズを撮影した。

私が興味を示したのはモルダウの付近が非常に精密かつ美しいトーンで撮影されていることである。その行動範囲はそんなに広くないのだが、10年間プラハに日々を暮らした人の非常に複雑かつデリケートな眼差しがモノクロームのちょっと沈んだトーンの中に反映されている。

それが非常に美しい。
この個人的な足取りの範囲というのは実は愛犬の散歩の時に携えたカメラで撮影されたものなのだ。そのカメラは多岐にわたるが1番印象深いのはローライフレックスなのである。
彼女はライカの使い手でもあるのだがローライフレックスを始めとするスクエアな画面で撮影した1連のモルダウ川のショットには見るべきものがある。

数年前にモルダウ川河畔の瀟洒なアパートにお邪魔してお使いのカメラを見せていただいたことがあった。その中の1台がローライフレックスなのだがこれは西ドイツのツアイスのプラナーがついているのではなくて東ドイツのビオメターレンズが付いているのだ。
これはコレクターからすると垂涎の非常にレアな東ドイツのツアイスのレンズがついたローライフレックスなのである。

私がそれに感心していたら水島さんが言うにはそういう高級カメラではなくてもっと安いボックスカメラみたいなのでも撮影したと言うので私は非常に驚いた。

あたしのカメラ仲間の呑川さんはボックスカメラのコレクターであって驚くようなピントの良い写真を安いカメラで撮る名人であるのだが、いつだったかカメラクラブの例会で見せられた写真がやはり非常にシャープで聞いたらボックスカメラで撮影していたのだ。
その画質と言うのは8x10にプリントした限りでは私の持っているハッセルと変わらなかった。

水島さんの作品のトーンに私は非常にひかれたところがある。それはプラハの典型的な曇り日そして早朝とか夕暮れさらに雨の日とか日々の日のグルーミーなグレーの中に沈んだ、しかしその中に光が浮上してくると言う美学なのである。

もっとも水島さんはプラハに滞在していた時に高級な引伸し機フォコマートをウイーンのカメラ屋さんで手に入れたりしている。その高級引伸し機でプリントしたのだから優れたプリントであるとは言いながらギャラリーオーナーの小滝さんの指導で1年ほどかけてこのプリントを完成させたらしい。
魅惑のプリントなのである。
そのプリントのサイズが小さめに作られているということが新鮮に感じられた。
印画紙はチェコ製のFOMAであると言う。
1,970年代にFOMAと言うブランドは東ヨーロッパの安くて粗悪な印画紙と言う誤解が西側のマーケットではなされていた。

写真の巨匠ヨセフsudekはそのFOMAの期限切れの印画紙を安く手に入れてそれでプリントをしていたと言う神話も存在するほどである。
フォマの印画紙がいかにトーンがなめらかで優れているかの、これは実証の証拠と言う展覧会にも思える。
いい写真展を見たので帰りがけの曇り空の東京、そして隅田川を渡る時も何かあたしがまだプラハの曇った日を歩いているような気がして楽しかった。


gallery bauhaus 10周年記念『プラハ年』特別展  第三弾
Solitude やさしい孤独に包まれて
水島雅美写真展
会 期 / 2016年9月13(火)~2016年10月15日(土)
時 間 / 11:00~19:00


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