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2016年9月 5日 (月)

和光市紀行2

Image_6

Image_7建築関係の仕事で世界中でずいぶんたくさんの集合住宅を撮影した経験がある。

そういう歴史的な建築はアサイメントとして面白いのだが個人的にはあまり興味がない。ここにですんでみたいと思いような場所ではないのだ。

それに対して例えばバルセロナのゴシック地区とかリスボンの丘の上の城壁の裏にある家などは年をとったら実際にそこに住んでみたいと思ったことがある。

実際には今がそのときなのでなかなかそういうわけにいかないのである。

周りがハワイに行ったりクアラルンプールに行ったり夏休みをとっているので私の夏休みを取りたいと思った。プラハにいったりパリに行ったりするのは仕事の愚痴であるからこれもおもしろくない。

考えてみれパリとかプラハよりも行っていないところがある。それは東武東上線の池袋からちょっと先のあたりの街並みである。

東京メトロのいちにち乗車券でいちばん遠くに行けるとこ。

それが和光市だ。

北口を歩いていいなと思ったのはそこらへんにひっそりと残っている住宅群であった。要するにこれは利休の南方録に書かれている茶室と同じことなのではないか。

さらに私が若い頃住んでいた練馬区大泉学園町2,207番地の記憶にもつながる。こういう建物でワタシが懐かしく思うのはどうもプロパンガスのボンベのようなのだ。外国のプロパンガスのボンベはもちろんスタイルとか色が違うのだが日本のそれは工業製品としての美的感覚を満足さしていると思う。

グレーに塗られてれているのだ。グレーに塗られた物品とか機材といえば2001年以降は飛行機のコックピットに立ち入れなくなってしまったので、もう見る機会はないが、コックピットのスロットルレバーがそういう灰色に塗られていた。しかも傷がついてそれがはがれて地金の金属が見えているのだ。

それが好きだった。

プロパンガスの存在は私にとってこれは変な言い方かもしれないが、アビエーションと共通の項目で認識しているのである。

知り合いの一級建築士で彼が最近住み始めたというのが彼自身の言葉によればドラエモンののび太の家であってそういうのが好きだという。彼は最近facebookに掲載する写真もよくなってどこかの小川に赤い花がポツポツ咲いていてそれがいい写真なので私はそれを褒めた。

そしたらその建築家の答えが面白くてそういう川端の地味な家に住んでみたいというのである。これが生活者としてのライフスタイルとしては非常に正しい。

パパブッシュの時代だから大昔だがテキサスを取材してあそこはガラス建築のビルディングの発祥地といわれているがそういうグラスオールの建物を作った建築家にインタビューことがある。その建築家の答えで面白かったのは自分が作ったグラスオールの建物に休みたくなくてごくごく普通のカントリーハウスに住みたいというのである。さらにインタビュが終わったときに話をしたけども白かったのは実は自分は建築家ではなく写真家になりたかったのだと言っていた。

写真家は食うや食わずの職業だからやめたほうがいいと申し上げた。

写真家に憧れる写真家以外の職業の人に片岡義男さんがいる。彼の小説の中のキャラクターというのは40代の写真家なのである。片岡さんは飛行機の雑誌の中などであり得もしない素敵な恋愛小説を書いたりするからそういう小説の主人公としては40代の写真家というのがキャラクターとしていいらしい。

その片岡さんは写真が非常に良いので実は写真家のほうでも有名になってしまっている。これも皮肉と言えないことはない。

 

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