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2016年8月10日 (水)

夏向きカメラ

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こう暑くなると黒いカメラを持つのは火傷しそうになる。
理想的なのは大昔ミノルタが作っていたソ連の宇宙計画に使われたオートフォーカスの白い一眼とか、さらに時代が降ればイルフォードが作っていた白いエナメルの35分にの広角レンズ付きのカメラ、アドボケートなどが好ましい。

アンセルアダムスは砂漠地帯とかそういう太陽の強い所で撮影をした写真家であった。だから彼の写真の本を読んでいると撮影機材は全部白くペイントした方が良いと書いてある。
カメラやレンズだけではなくてそれを運ぶハードケースも白くペイントしようとアンセルアダムスは書いている。
私の持っている16ミリのプロ用機材でもそういうのがある。それはミッチェルの16ミリカメラでアメリカの軍隊が使ったものだ。このカメラは全部が白くペイントされているのだ。要するに砂漠等で太陽が非常に強い所で使うために熱を吸収せずに反射するということなのである。

ところで宇宙カメラには2つの考え方があるようだ。
初期の例えば宇宙で使われるウォッチなどはハードケースに入っていてそのハードケースは白くペイントされていた。カメラ関連に対して言うならばミノルタが作ったスペースメーターと言うのも白にぬられているのである。
一方でニコン が作った宇宙カメラと言うのはどれも申し合わせたようにマットブラックなようだ。白と黒では大変な違いだが一体どちらが真実のスペースカメラの色なのかこの年になっていまだにわからない。

それでいってんして我々の地球上での撮影機材になるが、ブラックのカメラは手がアチチになってやはり不愉快である。
初期のニコンの一眼レフ等がふさわしい。初期のニッコールの交換レンズで私が非常に気にいっているのはこのレンズである。
35ミリでef 2.8と言う一般的には暗いレンズと思われている。何が暗いレンズであるものか。私はこのレンズを絞り開放で撮影した事は全くない。
像面がフラットだし優秀なレンズである。私の場合解像力と言うよりも歪みがなくて像面がフラットなレンズフレンズがいい。 35ミリで明るさがf2のレンズも持っているが、あれは逆光だとフレアが凄いので使う気がしない。35ミリef 1.4のレンズは最初から大きくて重いから使った事は無い。

35ミリF2. 8のレンズで好きな作品がある。作者は忘れてしまったが1,970年代の後半のスイスのスイスカメラに10ページほど掲載された作品であった。確かにその特集が超陳腐主義とか言った。それはヨーロッパのどこかの冬の畑をただ単に馬鹿みたいに横位置で撮影したと言う作品群であった。

それは冬の光景があって雪がわずかに畑に積もっているのが良いコントラストになっている。しかもそのショットは何かを調査する役人がただその畑を持参のカメラで撮影したと言うだけの写真なのだ。もちろんこれはものの例えである。
そういう一見して非常に退屈なシーンというものは実はストレートフォト
のかなり重要な魅力になっているのではないかと思う。

1,970年代の世界の写真世界にはビッグネームが三人いた。ニューヨーク近代美術館のジョンシャカフスキー、スイスカメラの編集長アランポーター、そしてカメラ毎日編集長山岸章二であった。その中でアラーンポーターの編集感覚というのが1番好きだった。
退屈というこの怪物をストレートフォトグラフィーの写真芸術にまで変身さしてしまうのがポーターであった。
だから10年に1度この雑誌にポートフォリオが掲載されればそれは写真家にとって大変なプライドであった。
私は1971年と1980年にポートフォリオを掲載している。

手に取ってニコンの素振りをしているとヨーロッパの冬の退屈な畑が目に浮かぶのである。それが写真の楽しみというものなのであろうか?

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