フォト

オンラインギャラリー

バナー

無料ブログはココログ

ロック ユー

« ボーデイングブリッジのベストショット | トップページ | カツオのタタキワークショップ »

2016年6月18日 (土)

石元泰博さんの居室

Image

高知県立美術館の石元さんの展示を見てきた。会場の一角に石元さんのリビングルームが再現してあった。
数年前このコレクションができたときのニュースに家具、日用品、食器、書籍、そして撮影機材などを膨大なプリントネガと一緒に寄贈したという話を聞いて感心した。
それが東京のその関係のミュージアムに寄贈したのではなく地元に寄贈したと言うところに意味があるなと思った。

当時私がよく寄稿をしていたカメラマガジンで取材に行くつもりで計画を立ててもらったが、その当時山コレクションは整理されていないと言う返事だった。それから3年経ってみたら今度はそのメディアが休刊になっているのである。そういう皮肉もある。
それで帰りは自費で取材に行った。これが1番良い。

石元さんの居室は狭い。そこにおしゃれな家具が並んでいるのはいかにも生活が落ち着いている。ちょうど日本のおしゃれな若者がよく行く輸入神谷さんのショップという感じだ。

ジャックラルディグがまだ元気だった頃、これは1,980年頃であるがパリのパリのアパルトマンに取材でお邪魔したことがある。巨匠と意気投合をして非常に楽しかったが大金持ちのラルテイグのパリのアパーも狭いのである。これが本当の心が豊かな人の暮らし方なのかなと感心した記憶がある。

10年ほど前に東京の森美術館で開催されたコルビジェの回顧展では彼のパリの屋根裏のアトリエが再現されていた。

非常に広いアトリエであった。これを再現するのは大変な労力であったろうと思われる。当時私はまだプラハにアトリエがあったから無意識のうちにプラハのアトリエと大建築家のアトリエと比較してみたりした。

ところで石元さんの居室の再現だが展示では窓がないのが残念。もちろん本物のリビングルームに窓はあるのである。だから実際の部屋の印象とはかなり異なってしまうのはやむを得ない。

リビングルームの片隅に石元さんの写真集などがいわば乱雑な感じに作られて積まれているのだがその中に石元さんが晩年近くにアメリカで巡回した写真集「桂」の1冊が1番上に無造作に置かれていた。

最後に石元さんにお目にかかったのは東京国際文化会館での石元さんの講演会の時である。その時はそのアメリカの巡回展のカタログを購入してサインを頂戴した。
それ以前に石元さんにお目にかかったのは大体撮影の現場なのである。
トータルすると石元さんにお目にかかったのは私の人生で4回。そしてトータルのお目にかかった時間は全部でも2時間に満たないのではなかろうか。

いやもっと少ないかな?

にもかかわらず石元さんから教えられたことは膨大である。
大写真家の家に住み込んで薪割りをしたりするのも結構かもしれないが、やはり写真家は距離を置いているという方がもっと賢い生き方に思える。

« ボーデイングブリッジのベストショット | トップページ | カツオのタタキワークショップ »

ごあいさつ

  • 2016/6/30 フォトメンタリーさんとの契約が終了しました。ありがとうございました。
  • リニューアルのごあいさつ 本日より「冠スポンサー」にPHOTOMENTARYさんをお迎えして「PHOTOMENTARYチョートクカメラ日記」がスタートします。 オリンパスさんには長年のサポートまことに有り難うございました。 今後ともご愛読のほどよろしくお願いします。 2014年10月16日@@@田中長徳 ^^^^^^^^^^^^ チョートクカメラ日記は最初は2001年5月、月刊「カメラジャーナル」上の月一度の「紙の上の日記」としてスタートしました。 2003年7月から「MJチョートクカメラ日記」として本格的に始動し、総計650万ページビューを超えるオンラインカメラ日記に育ちました。 これも皆様のご支援のおかげです。 本日「冠スポンサー」が、初代メデイアジョイさん、二代目駒村商会さんに続き、オリンパスさんにバトンタッチして、新規のスタートをきりました。 デジタルカメラの未来と、銀塩カメラの未来を縦横に語って行く 「PEN PENチョートクカメラ日記」を 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 2009年12月17日 @@@田中長徳  
2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31