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2015年6月18日 (木)

お買い上げ作品 三少年

Image_2


私はどちらかと言えば黒っぽい写真を撮る。これはロバートフランクの影響なのであろうか。
リチャードアヴェドンはハイキーな写真を撮る。アベドンはヒューストンに撮影に行って客死した。なかなかの武士道である。

ハイキーな作品でアヴェドンのことを思い出すときに、頭に浮かぶのはアヴェドンが若い時に、シシリー島で撮影した1人の少年を真っ正面から撮った作品だ。写真家のカメラが少年を見ているのではなくて、悪魔めいた少年がアベドンを見据えているのである。

これが白っぽい写真なのだ。父親イスラエル阿部敦の死の直前に病院で撮った写真も非常に白っぽい。 アベドンにとって死は暗黒ではなく光溢れる白い空間なのであろう。

バウハウスで開催中の私の写真、でお買い上げいただいた作品の中にこれがある。ウイーンの市電の終点で3人の少年を撮影した作品である。この画像はオリジナルネガからのスキャンデータであるから普通に写っているが、それが面白くないので、Darkroomでプリントするときにわざともっと明るいトーンにした。私としてはかなり好きな作品なのであるが、この微妙な光の扱いが分かる人、別に言えばこの作品をお買い上げ下さる人はまずいないだろうなと思っていた。

ギャラリーである午後、埃及の回路から来た美女と話をした。その人は日本の人なのだが、何かベリーダンスの先生と言う感じなのだ。オールド回路の話とか死者の街のお話をして面白かった。その人が帰った後にくだんの紳士が現れて、私の白い3少年の写真をお買い上げくださったのである。
回路から70年代のwinに時空間の飛躍したのも痛快であった。その紳士には見覚えがあって2週間前、田村さんと島尾さんの対談でタイムキーパーをやっていた人なのだ。すぐ隣に座っていた私はその人のチャッカーブーツのつま先を眺めて写真のことを考えていた。

少年を真正面から取るのは難しい。しかもそれが3倍になってはなおさらのことである。この人たちももう50代になっているはずだ。
撮影はニコンSP。

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