サッポロJALタワーホテルはカフカの城のようだな
昨日からサッポロのJALのタワーホテルに泊まっている。南向きの部屋で29fなのだけど、感じとしては、ヒルズの仕事部屋の49fより高く感じるのは、街の小さいせいであろう。その先に雪山が見える。一昨年の今頃、ジュネーブサロンに行った時に、会場のすぐ先にモンブランが見えたのを思いだした。
今回は例によって、サッポロの今井コレクションの「研究」に来た。ブリテイッシュジャーナルオブフォトのアルマナックの1931から33までが3冊揃いである。これが面白い。1931ではライカがようやくレンズ交換式になったというのがライカの最先端のニュース。1932年はコンタックスが登場した年、で本格的なレンジファインダーの歴史が開始された記念すべき年代である。
当時のカメラの価格が分かるのも面白い。映画カメラのコレクターのあたしとしては、英国のシンクレアの当時の価格が分かったのが最大の成果。
それはともかく今回はJALのタワーホテルで朝食の時には上のような素晴らしい眺望が楽しめた。それが午後には視界ゼロの吹雪になった。
このホテルに到着するのは、なにかカフカの城のような趣きがある。JRの構内の案内でそれに従って歩くと変な場所に出てしまう。
それに南に向かった正式な車寄せは、洞穴のような印象の殺風景な場所でトラックの集荷所のようだ。チエックインする時に、タワー(城)は見えているのに、そこに至る方法がない。それでガードマンさんに効いたら「この奧です」だと。
車で乗り付ける人なら何の問題もなかろうが、さっき、今井コレクション(時計台の向かい)から徒歩で南口に出てホテルの車寄せに歩行しようとしたら、その手前で歩道が消失している。
それで非常階段のようなのに雪が積もっていて、「反対に行きたい市民はこの階段を登れ」とある。苦労して雪の階段を登ったらそこは、歩道橋の真上でホテルの入り口はさらに雪の降り積もった歩道橋を降りるのである。
高齢者にやさしくない作りになっているので、冒険感覚が楽しめる。
河口彗海は西蔵に入国するのにカンチエンジエンガの雪の高峰を踏破したが、その気分である。もっとも河口彗海は戦後に防空警報の中、暗黒の夜にそこらに掘ってあった穴に落ちてそれが原因でなくなっている。
サッポロも歩行には注意が必要だ。
★カメラはXZ-1



