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2010年1月 4日 (月)

キエフ2のフルセットの皮ケース

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あれはImg_0663 1970年代の半ば、プラハでソ連製カメラに血道を上げてた当時のことだ。なにしろ、伝説の清貧時代であるから、使えるカメラは安価なキエフしかなかった。それはベートーベンが何度目かの引っ越しをしたアパートにあるカメラ店で買ったのである。キエフと楽聖がパラレルで並ぶのがウイーンの凄いところだ。

それでプラハに遊びにいった時、知人からキエフ2型のフルセットを買わないかと持ちかけられた。カメラとユニバーサルファインダーと交換レンズが35,50,85,135なのである。ただし50mmだが、明るさf1,5とf2の二種類が付いている。これは昔のツアイスの伝統である。F2のゾナーは通常撮影。F1,5のゾナーは特殊レンズであるという認識があった。カメラ本体は古い方のキルル文字のやつだ。要するに、第二次大戦直後に生産された、名前はキエフだけど、その実態はコンタックスというカメラである。実物を見せられた。それはこの画像のと同じで、立派な皮ケースに入っていた。

その時は、ウイーンに住んでいた時代で、数日だけ来たプラハだし、持ち金が少なかったので、2000コルナという安値であったがそれを手にいれるのは見合わせた。帰りのウイーンへの汽車賃が怪しくなっていたからだ。

ウイーンから帰国したのが1980年。それからさらに時間が経過して、プラハで出会ったのと同じセットを手にいれたのが、このアウトフィットなのである。これは銀座松屋の中古カメラ市で、確か、早田カメラで買った。値段は忘れたけど早田ものであるから、安価というわけではない。このカメラセットは当時、世界で一番高価なアウトフィットであったわけだ。それはコンタックスのアウトフィットのであるわけだが、それを大国ソ連が国の力で無理矢理に東側製カメラにしてしまったが、その品物は実はツアイスそのものであるという、二重の意味でのブランドのひねりがあるのが、実に不思議だ。

思えば、自分の周囲のツアイスイコンのカメラはそのすべてが、ドレスデン製であり、イエナ製なのである。戦前のゾナーとか、戦後のジュピターなどはフィルムで撮影すると確かにコントラストが低いし、「変な色」であるかも知れないが、カラーネガで撮影してそれをちょっとトーンカーブを伸ばしてやったりすると、実に現代っぽい色合いになったりする。もっともあまりやり過ぎると現代の「単に綺麗に描写するレンズ」になってしまうから、何事も頃合いが大事である。

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