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2009年7月21日 (火)

サンダーソン

R1179995 4X5カメラの重さは相当なものであると思うのは、これは戦後カメラ人類の勘違いであって、もともと4X5カメラは軽量で携帯に向いたカメラであった。

アメリカサイズが4x5で、欧州サイズは9x12だから、欧州サイズの方がちょっと小さい。

よく、欧州でリンホフの中古のセットを買って、あとで遣う時になってそれが9X12であったので4X5のフィルムがつかえないという滑稽談は良く聞く話である。無論、本人にとっては滑稽ではなく、悲劇なわけである。同様なことは大昔にウイーンでリンホフ5X7インチのカメラを手にいれて、ホルダーも付いていたので、アグファカラーフィルムを買ったら、それは5x7インチであるが、ホルダーは13x18であった。記憶違いでその逆であったかも知れないが、いずれにしてもホルダーよりフィルムが少し大きいのだ。もったいないので、暗室でフィルムを切って小さくしようと思ったが、暗闇で素人が数ミリだけフィルムをカットするのなどは最初から無理な話である。

英国のフィルムのサイズはまた未だに謎であって、自分にはフルプレートとかハーフプレートというのがいまだにどういう大きさなのか分からない。倫敦で手にいれたこのサンダーソンはなぜかフィルムサイズは4X5インチであった。しかももともとガラス乾板のホルダーにフィルムが使用可能なシースがついていたので購入した。

帰国して荒木町のアローカメラに同じものが出ていたので、もう一台買った。こっちにはホルダーは付いていなかった。

このカメラの凄いのはライズとシフトが自由に出来る点だ。設計者のサンダーソンという人はもとは建築家であったそうだから、撮影現場でのライズの苦労を良く知っていたものと思われる。

それにしても、こういう赤蛇腹で、ブラスの部品が金ニス仕上げというのは、偉大なクラシックだ。最近の4x5カメラは手元にある、カーボンインフィニテイもそうであるが、頑丈堅牢が目的で金属部分をステンレスにしてある。それはそれで結構だけど、優雅という観点からはこういうカメラの方がいい。

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コメント

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