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2009年7月 4日 (土)

カメの背中

R1179984 移転して必要なモノは、例の市場篭とかリコーGRのブラックのトートバッグと、東京外人記者クラブのトートバッグ(印度製の青いの)に分散していれてあるので、それは迷うことはない。
一方で、仕事に必要なカメラの方は、段ボールの上に書いてあるのでそれも問題なし。
問題なのは「それ以外の記録されていないカメラ」の方である。これはパンドラの箱を開けない限り分からない。しかしこの5年の経験では、引っ越し後に開けなかった箱が沢山ある。
たとえば、デイアドルフノ8x10は何回も使っているので、それは問題なしとして、アルカスイスの8x10の方はこの五年間、見かけなかった。
くろねこさんに移動してもらって、それが一番下の方の箱に入っていたのを発見。最近の「お若い方」のステータスはデイアドルフのようだが、それより格上のジナー8x10(これは岡山のちょうとく固執堂に置いてある)があり、さらにそれよりずっとお洒落なアスカスイスの8x10もある。このアスカスイスが新たに出土したのでうれしい。

16ミリと35ミリの映画撮影機の方は、箱に入れずにそのまま運搬したのでそれはそれですぐに分かる。
この画像は仏蘭西のカメフレックスである。巨匠ウイリアム・クラインはこの撮影機を持っている姿が彼の本に出ていて、そのかっこよさに惚れ直した。

これが亀で、独逸のアリフレックスの方は蟻なのであるが、カメの魅力はダイレクトに交換できるマガジンが見所である。そのフィルムのゲートにしびれるのである。このカメは16ミリと35ミリの兼用モデルである。今は16ミリのゲートが差し込んであるが、それを撤去するとそのまま35ミリの映画が撮影できるという天才キャメラだ。
この月曜にテレ朝であったカメラ人類さんが「撮影機人間」なので、自分は同好の同志を得た気分であった。
ビデオの場合、アパチュアゲートにはCCDが邪魔しているわけだが、フィルムカメラ(こういうのはぎんしおカメラと呼称することに最近、偽ライカ共和国カメラ国語委員会で決定した)の場合は、それは「世界を区切る窓」であることが分かる。

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