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2009年1月27日 (火)

他人の日記っておもしろい

この前、新潮の矢野編集長からきいた作家の日記をアマゾンで買った。

あたしは日記文学が好きだ。断腸亭の花柳界文学は嫌いだけど、日乗は面白い。大昔、新宿の喫茶店でまだ「売り出し前」のアラーキーさんと日乗について談論したことあり。まだアラーキーさんが「がばがばの兵隊服」を着ていた時代の話だ。

その日記を注文したら翌日にはもう届いた。最近のアマゾンは送付が遅いのにこれはえらい。
それが

中原昌也作業日誌 中原昌也作業日誌

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である。
他人の日記が面白いのは世の中の常である。
今まで、あたしの見ていた日記は断腸亭にしても百鬼園にしても、すべて大昔の東京の話だからリアル感というよりも、考古学的な考証の方から興味があったわけなのだ。

一方、中原さんの作業日記の場合、この数年の話だからリアル感が異なる。
それで二段の横組という読みにくさが功を奏してベッドで読んでしまった。

この人は生きるパワーをCDの買い出しでもらっている点が非常に数学的であり、哲学的な思考である。あたしのカメラのバカ買いにも通じるけど、カメラの場合、その欲望はアナログ的なのに対して、中原さんのそれはデジタル的な欲望だ。

この人の生活はすごいスピード感覚であって、自分などはとうていついてゆけない。あたしなどは映画は見ない、CDは聞かない買わない、wowwowは見ないというのを「国是」にしているので、中原さんの行動の速度にはただただ驚愕するのみだ。

switchの取材とかで4泊5日で欧州のイビサに行くくだりはすごい。なんで日本の取材陣はまるで「親の仇みたいな」速度でトンボ帰りをするのであろう。カミカゼ取材である。
日本の若い衆はみんなこういう運動速度なのであろうか。

日誌中、この本を紹介してくれた新潮の矢野編集長はじめ。福田和也さんとかen-taxiの田中編集長とか実名で出てくるのが面白い。
文中登場のspa!の生田君というのは、今のen-taxiの生田編集部員だな。

本書の面白さはその健康な「金のない話」にある。これは貧乏話ではないのだ。中原さんはいつもにこにこ、現金決済なので、所持金が500円をきったときに、CDを売りに行く作戦などは、高度な軍事戦略である。それで作業日誌。
貧乏話のオベリスク、金字塔はいままで内田百鬼園の「大貧帳」が第一だと思っていたが、その「現代語訳」がここに登場したわけだ。

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