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2008年5月 5日 (月)

あたしのホテルの選び方

今日も、ヒルズの49fで「日本遊船氷川丸田中長徳」(日本郵船氷川丸ではない。このタイトルについては仔細あり。まだ発表できる段階ではないので未定)の仕事に忙殺されている。

こういう密度の高い仕事でしかも時間が限られている場合には、これは忙しいというよりも、「とんでもない暇ができたなあ」という感じで仕事しているのだ。

まあ、仕事を楽しんでいると説明ができようが、その心理はもう少し上の方向に高揚しているのであって、あれは「戦う操縦士」であったか、アラスかどっかの上空に死ぬ気になって偵察飛行に行った、サンテクスが「戦いの三昧境」といっている、大げさに言えばその方向の高揚感だ。もっともこれは堀口大学の訳であって、その原文は仏文だから想像のしようもないが、このくだりが半世紀来、気に入っているのだ。

オンラインで仕事をしている場合、gmailの下書きをフルスクリーンにして書く。これだと100字にやや足りないほどの行数になるので、勝手がよい。

実は昨夕は五時に佃にもどって、ライカインコの様子を家人から聞いたりして、それから晩餐をして、その後、もう寝ようと思って、西安のホテルがまだ予約していないのを思い出した。

JALのHPでリンクしている、ホテル予約をサーチすると、各社のオンライン予約がずらずら出てくる。ただしそれは見るだけで、そのサイトから予約はしない。大昔はそういう予約サイト、つまりレッドアップルとかオクトパスとかで予約したのだが、こういうサイトは変であって、クレジットカードで決済してバウチャーを持参するのである。

バウチャーというのは実に危険な存在であって、ちょっと見ると安い広告のチラシのように見える。だから間違って捨てやすい。これが40年前のインツーリストのバウチャーになるともっとすごくて「浅草紙にガリ版印刷で、そこに豚の枝肉に押す、紫のスタンプ」のようなプアな紙質である。

よくフロントでそのバウチャーをなくしたアメリカ人が、鉄壁のKGBとも思われるレセプションと戦っていたのも今は懐かしい。

第一、ホテルにとまるのに、前払いとは人をばかにしている。日本の場合、「プリペイドカード」の普及で「政府に骨抜きにされて」いるから、前払いになれているようだ。自分の仕事の場合、昔、欧州でやった仕事では「着手料」というのがあったが、この30年は出来高払いのそれも忘れたころの支払いである。よくこれで生存していられると思う。

プリペイドはいやである。それでこの数年はイタリアに本拠のある、なんとか言う予約システムを使っていた。これは当然ながら、24時間前までにキャンセルができるし、到着時にカード決済だ。

それで西安のホテルは適当なのを日本語サイトで探す。それからそのホテル名を googleでサーチしたら

http://www.sinohotel.com/english/hotelinfo/xian_city_hotel.html

というのを発見した。英語のサイトがよいのは、ツーリストが気になること(そのくせ、どうでもうよいホテルの情報)が実に細かく出ていることだ。

このホテルの名前はまず忘れがたいところがよいが、自分の外国のホテル選びのポイントは3つ星以下を狙うということだ。昔、ホテルインスペクションで5つ星のホテルを何ダースも見た経験で、もうああいう場所はたくさん、という背景もあるが、中国のホテルで最近にできた、豪華ホテルだと「そこに到着できる唯一の交通手段はリムジンしかない」というとんでもないことにある。北京なら釣魚台迎賓館にも泊まってみたいが、交通が不便である。第一、昼間、食堂で食べてその残りをお土産にした包みを、補充した「二鍋火酒」をぶらさげて、レセプションを通るのは、われながら気が引ける。

自分のような日本路地裏学会会員には、旧市街の中心部にある安ホテルがよい。パリだと、三つ星の「プリンスアルバート」というのに宿泊する。ここもとんでもないホテルであって、スーツケースと一緒にエレベータに乗れないほどにリフトの箱は狭い。

でも、酒が飲みたければ、そっから徒歩3分のリッツに行けばよいのである。安ホテルに泊まって、その近所の高級ホテルのカフェとかバーを使う。

まあ、これはパリの話であって、大体、飲み物などはそこらにいくらでもカフェがあるからその時々で十分なのだが、あたしの場合、それよりもなによりも重要なのは、インターネット環境だ。

パリの場合、安ホテルだと電話も造りつけだから、それはあきらめるしかなくて、近所のモダンな場所でwifiを頼むことになる。

中国の場合は、この数年行っていないが、3年ほど前、北京飯店はまだダイヤルアップであって。ADSLの使用にはかなりの料金をとられた。

その一方で、リコーの工場のある、広州の最近できたホテルなどは無線ランであった。

上の今回とまる西安のホテルは、例のオクトパストラベルなどで見ると何も触れていない。だが、上のサイトで見たら、ちゃんとハイスピードインターネットアクセスとあるので、それで予約した。

ただし、インタネット環境というのは実際にそこに到着するまで、まったく不明であって、話が違うという場合もある。これが旅の楽しさである。

本日はリコーR7を佃に忘れてきた。それで画像はお休み。

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