ノーウッドデイレクターとセコニックスタジオデラックス
セコニックのスタジオデラックスという、入射式メーターは今ではどうだか知らないが、この半世紀以上、プロ写真家の必須の機材だった。
これは反射式ではなく、入射式のメーターなので、周囲の影響を受けにくい。ポートレートの撮影などには必須である。
馴れないカメラマンだとモデルのバックが白と黒だと、それぞれにバックの影響のある露光を計ってしまって失敗することがあった。
今のカメラはデジカメでも何でも全部、反射式の測定である。内蔵のTTL方式のメーターで入射式のは、わずかにトプコンの一眼レフで、レンズの前に巨大は乳白色の入射式の測定の半球をつけた装置があった。
もっとも、これでは露光を計ってすぐに撮影することは出来ない。まずそのでっかい半球を外してからの撮影となる。
セコニックのスタジオデラックスには御世話になったが、昨年の5月にある会合でセコニックの会社の人と歓談する機会があって、まだ同じモデルを生産していると聞いて、非常に懐かしく思った。
しばらくして、セコニックから、最新式のメーターを送ってくれた。
と、言ってもなにも変わっていないデザインであって、こういう定番商品というのは時代の流れの中でも変わらないものである。
それが良い感じだった。
ついでに、大昔からうちにある、このセコニックのコピー元となったアメリカ製のノーウッドデイレクターを探し出した。
シャッター速度の表記などが昔風であること意外には変わっていない。
その光電池の感度も最新のセコニックと寸分の狂いもないので、これには愕いた。
入射式メーターには強力なマグネットが入っているので、キャッシュカードと一緒にすると、カードがやられてしまうのは要注意だ。
あの写真部の福田和也さんは、セコニックスタジオデラックスの使い手である。例の写真部の撮影で福田さんはかなり馴れた手つきでスタジオデラックスを操作していた。
入射式メーターの効能は、大女優さんの撮影などで、その近くまで接近できることにある。
測光する場所までメーターを持って行くのが、入射式メーターの使い方の基本であるかからだ。
★日録
目下、日本郵船のコンテナ船に便乗航海中。
ネット艦橋なし。
帰国は週末か?
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コメント
初めまして。最近フィルムカメラに目覚めまして、「どうせなら」とライカM3を購入、初心者ながら味わいのある写真を楽しんでいます。
ここで伺うのも僭越かと思いますが、ひとつ質問させて下さい。
露出について、セコニックの露出計を勧めてらっしゃいますが、例えば、フィルムでの撮影に先立ってデジカメで一枚撮り、その撮影データをM3の露出にそのまま使うやり方は邪道でしょうか?
手持ちのデジカメを露出計代わりに使うのが、最も確実かつ簡単なやり方と思うのですが。
いかがでしょうか?
投稿: ヤスオカ | 2008年12月29日 (月) 23時59分