強風の東京にα200
先週の土曜に、午後1時半ころに、佃のタワーから出ようとして、いきなりの突風である。
土曜は春一番というには、あまりの突風で電車や新幹線がそこここで止まったりした。
週末に東京に来る用事があった人とか、冠婚葬祭のあった人がたまったものではない。
翌日の日曜も、前日に勝るとも劣らない烈風が吹きすさんだ。
久しぶりに銀座の中古カメラ市(また中古カメラブームの再来にて、大変な売り上げという)に行こうと思ったが、家から出るのが面倒である。
居間は角部屋にて三方向はハイサッシの硝子窓であるが、それが割れるかと思われるほどの風にて、なにか飛行機に乗っているような、風切り音がする。
日曜の午前中に、マップカメラに注文してあった、ソニーα200+18−70レンズが到着したので、それで部屋から撮影をしたのが、この画像だ。
レンズはカールツアイスイエナの500ミリf8である。
これは有名なレンズで、戦前のコンタックスの交換レンズカタログにも登場している。その作例はドレスデンの宮殿を撮影したもので、広角レンズは28ミリのテッサーから始まって、ずっと望遠になって、最後に500ミリで終了する。
これは1群2枚で明るさはf8なのだけど、シャープなレンズだ。このレンズはM42なので、それにアダプターを付けて、部屋の中から眼下の中央大橋を撮影した。
強風で歩行を難儀している人物は気の毒であろが、写真のモチーフとしては、かなり面白い。
かのアンドレ・ケルテスが5番街の1番地のタワーの上からコンタックスSに、あれは300ミリか400ミリの望遠レンズで撮影した名作があるが、その本歌取りのつもりだ。
それにしても、α200(レンズ付き)が57500円。しかもマップカメラでは開店10周年とかで、送料は10円であった。
自分は別段、デジタル一眼レフに「萌える」世代でもない。自分にとってデジタル一眼レフは「単なる実用品」だから、自分はなかなか買うことが出来なかった。この位の価格になると、自分でも買うことが出来る。
500ミリレンズは、35ミリ換算だと、α200ならざっと750ミリの超望遠である。
750ミリを手持ちで振り回すのは不可能だけど、この撮影は手持ちでやっているのだ。
風の強い日に、こういう撮影の楽しみがあるとは思っても見なかった。
まあ、天下のソニーが信奉するのが、ツアイスなのだから、使い方の方向としては正しいわけだ。しかもこのレンズはツアイスセセッション以前の「ご本尊」たる、JENAであるから。
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