JOBS
思えば、NeXT のキューブ以来、自分が熱くなったパーソナルコンピュータはない。
カラーステーションは捨ててしまったけど、キューブ、当時はブラックネクストと言ったが、これはまだ捨てられないで、今も佃の机の上にある。
ヒルズのライブラリでトイレに行くとき、この本(というよりもアイドル写真集めいているのが良い)を発見した。
著者の林信行さんは、ライブラリのメンバーであった。知らなかった。自分は以前、マックパワーに連載を持っていたので、(川崎和男さんのお隣というのが今でも自慢)マックパワーのシンパなのだ。
ぺらぺらめくってみて、実に面白かった。
同時に自分の好きなJOBSはネクストまでのJOBSであったことを改めて確認できたのも良かった。
アップルが大成功になる、ィマック(赤瀬川さんの影響で、自分もこう呼んでいる)も、自転車に乗った子供が、それを聞きながら走行するので、危険だから、公安委員会が取り締まりをしようとしている、iPodも自分には無関係である。
おもえば、ネクストキューブで何冊も本を書いた。そのソフトはクオークエキスプレスであった。
ネクストステップはファイル構造が一覧できるのが良かった。
それと、漢字トーク7を乗せてキューブが作動する、デイドリームというのを使っていた。これはスイス製のソフトだった。
シンプルテキストを1本だけ立ち上げて、長い長いコラムを書いたのも今は昔である。
無論、モニタはモノクロである。と、言うよりもモニタはモノクロに限ると思っていた。カラーステーションとキューブを列べて仕事していたときは、カラーステーションはなにか「俗」な存在に思えた。
光学式ドライブは真四角な黒いジュラルミンの箱の中で、ガッチャン、ガッチャンと音を立てて、ファイルを記録した。
その光学式ドライブは、アキバのラジオデパートに買いに行ったのである。256mbだから使いきれないほどの、広大なメモリ空間だと思った。
値段はたしか4000円にちょっと足りないくらいだったか。
一番上の1985年のインタビューの写真は興味深い。
これは19世紀そのままの取材スタイルなのである。みんな、真面目に手描きでメモしている。
icレコーダなどない。
それとペリエの小瓶。
ペリエの小瓶には、20世紀初頭にライト兄弟も御世話になっていた。
ユイスマンの「さかしま」の中に、パリのバーの描写がある。
「バーテンが卵形のソーダ水の瓶をポンポン開けていた」(澁澤龍彦訳)の卵形の瓶が何か分らなかったが、これはペリエのことではないのか。
NeXTキューブの発表会の画像。このJOBSの頭で、有名な傾いたロゴが隠れてしまったのは残念だ。
この発表会の時、ステージ上のキューブはトラブルがあって、プレゼンテーションは、パラレルに接続された、楽屋のもう一台のキューブで代役をさせた、というのは有名な話だ。
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